監督からの挨拶

新入生の皆さん入学おめでとう。これからの大学生活に対して喜びと不安が入り混じったなんともいえない気持ちでいられることと思います。

私は、大学入学前から合格したら馬術部に入ろうと思っていました。しかしながら、根が引っ込み思案のところがありなかなか馬術部の門を叩くことが出来ず、結局やっと馬に乗ることができたのは授業が始まってからでした。今思えばもったいないことをしたなあと思います。

以来、今まで丸9年間、一時ブランクはありましたが、そのほとんどの時間を馬と関わることで過ごしてきました。練習でどうしてもうまくいかず更衣室でひとり涙を流したこと、始めて馬を任されたときの喜びと緊張、仲間とともに交わした激しい議論、愛馬とともに出た全国大会での達成感、部を離れざるを得なくなったときの寂しさ、監督として感じる重責と、この9年間が様々な形で私の中に刻まれ、今の私という人間を形作っています。

皆さんは4年後にこの大学を卒業し次のステップに移っていかれるわけですが、4年間の大学生活の中で勉学以外の何かに打ち込むことはあなた方にとって人間としての幅を広げる非常に大きな助けになるでしょう。二つのことに打ち込むということは非常に苦しいこともあると思いますが、それを乗り越えないであなた方の輝かしい将来はあり得るのでしょうか。

最初は軽い気持ちでいいと思います。あなたが興味を持ったことに是非チャレンジしてみてください。それが、4年後にはあなたの中で大きなものになっていることを願います。

京都大学馬術部 教官 南部 隆彦

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